日本橋人形町にひっそりと暖簾を掲げる「鮨 きむら」。店名を染め抜いた暖簾の先には風情のある石畳の空間が広がります。心地の良い緊張感で石畳を通り抜けると10席の檜のカウンターがお出迎えいたします。天然無垢の木曽檜のやわらかな香りで特別な時間の始まりを―。
当店の鮨は伝統的な江戸前鮨をシンプルかつ美味しさの原点を追求し、口に含んだ時に広がる「香り」と「一体感」を大切にしております。鮨の醍醐味であるネタとシャリとの一体感をお愉しみください。
鮨を待つ過程の所作から季節を感じる料理、空間・器や質感がほんのひとときを演出できますよう、本日も皆様のお越しをお待ちしております。
鮨は旬の“香り”を感じるもの―。素材の旨味と甘みを持ち上げるよう仕上げたシャリにそっと添える旬のネタは、丁度良い頃合いにねかせたものを。口の中で完成する「一体感」と、儚くほどける「香り」は、上手に余韻へとつながります。季節の食材から紡ぎ出されるその日のおまかせは五感へ直接話しかけるような驚きと、ほっと落ち着くような穏やかさを感じていただけます。